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「眠れないあなたへ。~熱中症予防に良質な睡眠を。カフェインと睡眠の関係~」

[2025.06.20]

最近、通勤電車でスマートフォンを片手にぐったりと眠る方を多く見かけるようになりました。

不眠の原因はさまざまですが、今回は「カフェインと眠りの関係」について、管理栄養士の目線からお話ししようと思います。


「眠気が覚める」「集中力が上がる」「片頭痛が軽減する」といった効果で知られるカフェイン。一方で「眠れなくなる」「トイレが近くなる」などの作用もあり、個人差がとても大きい成分です。少量で眠れなくなる方もいれば、就寝前まで摂取しても全く平気な方もいます。
カフェインの摂取基準は日本では明確には設けられていませんが、海外では健康な成人で1日400mgまでを目安としている国もあります。
過剰摂取は不眠や動悸、下痢、頭痛、イライラなどの原因になったり、妊娠中は胎児への影響も懸念されます。また、最近ではチョコレートや高カカオ製品、エナジードリンクなどから無意識に摂っているケースもありますので注意が必要です。
そして起床後すぐのカフェイン摂取は、ホルモンの働きを妨げ、かえって眠気を強めるというデータも。朝はカフェイン控えめの飲み物からスタートし、10時以降に楽しむのが良いかもしれません。

ここまで読んでいただき、「午後以降のカフェインが睡眠に影響している?・・・」と感じた方は、ノンカフェインやデカフェ飲料を選ぶことも一つの選択です。
睡眠の質が落ちていると感じたら、日頃の飲み物・飲み方を見直してみてはいかがでしょうか。
なお、当院では不眠に対する漢方治療も行っています。体質や生活スタイルを丁寧にうかがい、一人ひとりに合った処方を保険診療でご提案しています。ご興味のある方は、ぜひご相談ください。

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