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漢方で夏バテ対策を!

[2025.08.18]

オペラシティクリニック院長の室賀一宏です。

今年も連日の酷暑で、夏バテ気味という方も多いのではないでしょうか。
夏バテの症状は、倦怠感や食欲不振、寝不足だけでなく、頭痛や下痢といった消化器症状を伴うこともあります。
「バランスのよい食事・適度な運動・十分な睡眠を」とよく言われますが、忙しい日々の中でそれらをしっかり実行するのは難しいものです。
そこでおすすめしたいのが、「日常生活でできるちょっとした工夫」と「漢方薬の併用」です。
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1. 食事のポイント:冷やしすぎにご注意を
暑い日が続くと、つい冷たい飲み物や食べ物に手が伸びがちですが、胃の働きが最もよくなるのは「温かくて乾いている」状態です。
冷たい飲食物の摂りすぎは、胃腸の機能を低下させ、食欲不振や消化不良を引き起こします。特に以下の点にご注意ください。
• 冷たい飲み物(冷水・麦茶・緑茶・アイスコーヒーなど)は体を冷やします。なるべく常温か温かい状態で飲むようにしましょう。
• 冷性の食材(レタス・トマト・キュウリ・スイカ・メロンなど)も摂りすぎには注意を。これらは体を冷やす性質があります。
• 食欲がないときについ食べたくなるそうめんや冷やしうどんなどの冷たい麺類には、ショウガやミョウガ、シソなどの温性の薬味を添えると、体を冷やしすぎずにバランスがとれます。
また、暑い地域の料理に見られるように、辛味のある料理(インドカレー、四川料理など)は、適度に汗をかかせることで体温調節を助けてくれるため、夏には理にかなった食事です。
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2. 入浴で自律神経をリセット
シャワーだけで済ませがちな夏ですが、湯船に浸かることは自律神経の調整や冷えた体を温めるのに効果的です。
• 冷房による体の冷えを改善
• 一日の終わりにリラックスして心身を整える
• 質のよい睡眠につながる
ぬるめのお湯(38〜40℃)で構いませんので、短時間でも湯船に浸かる習慣を取り入れてみてください。
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3. 夏バテに使える漢方薬
当院では、夏バテに対応する保険適用の漢方薬も処方可能です。代表的なものをご紹介します。
• 清暑益気湯(せいしょえっきとう)
 疲れやすい・食欲がない・体に潤いが足りないと感じる方におすすめ。胃腸を整え、気力・体力を補います。疲労が蓄積する前の予防的な服用も効果的です。
• 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
 日差しの強い屋外での作業やスポーツなどで体に熱がこもってしまったときに適しています。体を冷やす生薬「石膏」が配合されています。
そのほかの体質・症状に合わせた処方もご提案できますので、お気軽にご相談ください。
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最後に
夏バテは、体の冷えと疲れのサインです。少しの工夫と、あなたの体質に合った漢方薬で、暑い時期を元気に乗り切りましょう。お困りの症状があれば、お気軽に当院までご相談ください。

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