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七草パスタ(レシピ付)

[2020.01.06]

この時期になると、スーパーでは七草が並びますね。

「♪せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)春の七草・・♪」

この中で、日頃からなじみのある野菜は「せり・すずな・すずしろ」あたりでしょうか。

栄養的に見ると、ビタミンA・B1・B2・C・K カルシウムに鉄・カリウムなどのミネラルも豊富。さらにすずしろ(大根)には消化酵素のジアスターゼも多く含まれています。
薬膳の観点からみると、健胃作用・利尿・去痰・咳止め・下痢止め・消化促進・清熱・解毒などの効能を持つ植物を揃って食べられる最高のデトックスセット。
 
お粥以外では、熱々のインスタントみそ汁に散らしても手軽に楽しめます。
 
そして私が最近楽しんでいる食べ方は「七草パスタ」
2年ほど前の7日の夜、閉店間際のスーパーで七草セットがなんと1個50円で投げ売りをしていました。何も考えず5個購入。
こんな沢山の七草、はてはて。ふと思いついた夕飯が、七草パスタ。
ベーコンとにんにくを効かせた塩味パスタに、七草をざく切りして加えるだけ。
最後に醤油を回し入れると味が締まります!
(ちなみに七草に多く含まれるビタミンAはオリーブ油などの油と一緒に食べることで生食よりも吸収率が約10倍高くなります。)
ビタミンAは免疫力をアップさせる今の時期には必須のビタミン。
いつもと違う七草の食べ方、是非お試しください。
 
七草パスタのレシピはこちら

日本で1月7日に無病息災を願って七草粥を食べるようになったのは、遡る事平安時代に唐から伝来したのが始まりだとか。その頃はやんごとなき宮中の、雅な人々の食するものでしたが、江戸時代に入って庶民に広まったようです。
中国の古俗によると1月7日は「人」の日で、邪気を払い、立身出世も願って食べたという説も。七草のほろ苦さを味わいながら、そんないにしえに思いを馳せてみるのも新年ならではの楽しみではないでしょうか。
 
文責:管理栄養士:室賀伊都子

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