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はしか(麻疹)は予防できる!

[2023.05.14]

3年ぶりに都内で麻疹(はしか)の感染が確認されました(2023.5.3)。麻疹はよくある感染症でしたが予防接種の浸透で感染はまれになっています。麻疹は予防接種により抗体ができていれば95%程度、感染する恐れもないのですが、予防接種をしていても抗体が付いていない、または抗体価が低い(抗体の量が少ない)方もおられ、その場合は「予防接種をしていたのに、はしかになる」可能性があります。
麻疹の感染力は新型コロナウイルスの比ではなく、同じ電車に乗り合わせていただけでマスクをしていても感染します。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。熱と頭痛でとてもしんどい思いをしたと言われる方もおられます。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。これも、新型コロナウィルス感染やインフルエンザの比ではありません。

予防するためには、以下のことを確認して下さい。
予防接種をしているか。
麻疹の予防接種は、2回接種する事で免疫が獲得されます。
以下のことを参考に、ご自身の接種状況をご確認下さい。
・1997年以前の生まれの方は基本未接種。
・1978年~1990年4月1日までの方は、基本1回接種。
抗体があるか
血液検査で確認できます。
ワクチン接種していて、感染が不安な方はまずは抗体検査をして下さい。
 (新宿区在住の方は公費対象となることがありますので、こちらからご確認下さい。)

この感染が広がらないことを内科医として、願っています。

当院では麻疹の抗体検査と予防接種を行っております。抗体検査をご希望の方はご予約の上(自費診療枠)、ご来院をお願い致します。

予防接種は、ワクチンが取り寄せになりますので、お電話にてお問い合わせ下さい。

(自費診療:抗体価検査:4500円 /麻疹予防接種:5500円)

参考文献 厚生労働省HP 

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