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妊娠中と授乳中の花粉症対策

[2020.02.09]

今年はマスク不足が深刻な中、妊娠中・授乳中のお母さんから「花粉症で辛いが、抗アレルギー剤は赤ちゃんや母乳に影響が出るので控えている」という話を耳にします。

そのような時に漢方薬は如何でしょうか? 

漢方薬は意外と即効性があります。花粉症の漢方薬として小青竜湯が有名です。小青竜湯の主成分である麻黄は、エフェドリンという花粉症にとても有効な成分を含んでいますが、胎盤への血流を下げる可能性がありますので、妊娠中は症状が特に辛い時に内服する程度がお勧めです。漢方治療のバイブルでもある中国の昔の本(黄帝内経)には「本当に必要であれば胎児に害を及ぼさないが、良くなった後は漫然と使わないこと」とあります。

小青竜湯意外にも、麻黄を含まないお薬もあります。また、漢方薬は白湯(一度沸騰させたお湯を50度程度まで冷ましたお湯)で飲むとさらに効果的です。

漢方薬の中には、一部母体や母乳に影響を与える成分もありますが、花粉症で使う処方は比較的安心して内服していただけます。辛い時は我慢せず、どうぞお気軽にご相談ください。

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