メニュー

【通院に不安を感じられている患者様へ】 オンライン診療で出来ること、出来ないこと

[2021.01.02]

オペラシティクリニック院長室賀一宏です。

東京では大晦日にコロナウイルス感染者がいとも簡単に四桁に乗り、不安の渦の中、新年を迎えました。感染爆発を抑止すべく、緊急事態宣言再発令の流れが現実味を帯びてきています。

そのような中、通院行為そのものに不安を感じられている方も多いかと存じます。そこで、当院が医療機関としてどのような姿勢で患者様と向き合ってきたのか、そして今考えるこれからの方向性を年頭所感として、ここに記したいと思います。

まず、皆様にお願いしたいのは「慢性疾患の治療を中断している方は、是非、再開してください」ということです。
昨今私が深く懸念しているのは、慢性疾患(糖尿病・高血圧症・脂質異常症など)で通院していた方の中に、「特に自覚症状もないので、今は病院には行きたくない」と治療を中断している方が一定数おられることです。
経路不明の感染者が増える中、私達は感染リスクと隣り合わせの生活を強いられています。だからこそ「日頃から体調を整えておくこと」は大変重要だと考えます。
これまでのデータからも基礎疾患を持ちコロナに感染すると重症化リスクが高まることがわかっています。

当院では発熱の患者様と院内で一緒にならないよう、予約での時間管理に力を入れ、万が一懸念のある患者様が急に見えた場合は、別室にて対応するように徹底しております。
さらに、オンライン診療や電話再診など、直接来院せずご受診いただく選択肢を増やしました。
34年間の医師生活で培ってきた「経験」と「勘」をフルに働かせ、これからも「現状で提供できる最良の医療を患者様にお届けする」ことを軸に、スタッフと心を一つに緊張感をもって診療していきたいと思っております。

そして2021年、昨年同様に「今できる最良のこと」を考え続けるにあたり「オンライン診療」で出来ることを整理し、もっと有効に取り入れていきたいと考えています。

オンライン診療のメリットデメリット

▼メリット

どこにいても、スマホやPCがあれば、画面越しに診療を受けることができ、処方された薬も近くの薬局で受け取ることができます。(必要に応じ薬局からお送りすることも可能です)

外出しないことで、感染リスクを低減することができます。

▼デメリット

システム利用料や処方箋などの配送料が別途かかります(約1100円~)

オンラインとなりますので、喉や首のリンパ腺の腫れの有無、胸の音を聞くなどができません。

このデメリットを埋めるため、少しでも多く、診断に必要な情報を患者様から頂けるように、様々な質問をさせていただきますが、どうぞご理解いただければと思います。

 

オンライン診療だからこそできること。

オンライン診療を保険で行うには現在様々な決まり事があります。

その中で、力を入れたいと考えているのは「コロナ後遺症に対する診療」。

患者様の居住エリアが適応外となる場合、医療相談(自由診療)となることもありますが、私は漢方も専門としていますので、そこからのアプローチで対応させていただきたいと考えます。

(※オンライン診療のメニューより、「内科相談(コロナウィルス感染症後症状・Long COVID)」を選択してお進みください)

 

本年も皆様のお役に立てるよう、感染症予防対策に細心の注意を払い、「今できる最良のこと」を常に見直しながら、スタッフ一同、一層精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いたします。

室賀一宏

オペラシティクリニック院長

日本東洋医学会漢方専門医。

東京医科⻭科大学院卒。ʼ08年〜ʼ19年 同大准教授、日本大講師を歴任。 

 30年間、救急医療を主とする病院の 腎臓内科・一般内科に勤務し、2017年 10月より現職。真摯に患者と向き合い、 個々に合わせた最善の診療を心掛ける。 患者アンケートでも高評価を受け、 前職場にて今も続ける漢方外来は3ヶ月の 予約待ち。著書(共著)に『漢方内科・(腎・泌尿器疾患)』、 『スキルアップのための漢方相談ガイド』 など。 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME