免疫力を上げる食事(2)~抗酸化ビタミンの話②:ビタミンC~
コロナウイルス感染予防のための自粛生活が続き、「おうちごはん」の機会が増えている反面、そろそろ日々の料理が悩ましくなっている方も多いのではないでしょうか?その「疲れ」や「ストレス」もビタミンCを消費しています。
<ビタミンCの主な働き>
① 強い抗酸化力(免疫力アップ・アンチエイジング)
② 皮膚や粘膜の再生・維持(美白・美肌効果)
③ 造血や骨生成サポート(貧血・骨粗しょう症予防)
④ ストレス緩和(疲労回復効果)
特に今はコロナウイルスや風邪にかかりにくいカラダ作りをする為に、①と②の効果を期待したいですよね。(風邪をひいたときには血中のビタミンC濃度が下がり、回復につれて徐々に上がっていくそうです)いつもよりもストレスの多い時、ビタミンCを毎日しっかり摂っていただきたいと思います。
<サプリメントでビタミンCを摂る時のポイント>
食事から摂るのが難しい方はサプリメントでもOK。水溶性ビタミンなので、取ってから約8時間で汗や尿と一緒に出てしまいます。一度にたくさん飲むのではなく、朝・昼・夜と分けて摂るのが効果的です。
<ビタミンCは何に含まれている?>
ビタミンCは「すっぱいもの」(レモンやミカンなどの柑橘類)や「新鮮な野菜」に多く含まれているイメージがあり、「買い物自粛」で不足しているのではとご不安な方もおられると思います。
でも、実はストックのできる意外な食材にビタミンCは多く含まれているのです。
例えば・・・
・パプリカ・プチトマト・かぼちゃ・パセリなどは全て冷凍保存可能で栄養価も下がりません。またじゃが芋も長期保存出来る上に、加熱調理してもビタミンCが壊れにくいのです。
さらに「トマトの水煮缶詰」もビタミンCとリコピンが豊富と、抗酸化作用の高い優秀なストック食材!
今回は、私が月に1回は食べたくなる「缶詰料理:サバとトマトのイタリアン煮込み」をご紹介します。豆板醤でピリ辛にしたイタリアン煮込みはワインにもピッタリ。30分程度でできて、冷蔵庫で1週間程度保存できます。
レシピ詳細はこちらから⇒免疫力を上げる食事②缶詰料理:サバとトマトのイタリアン煮込み
ついでに「サバの水煮缶」の凄さについても少しご紹介。
★EPA・DHAが豊富
⇒コレステロール高い方、物忘れが気になる方に
★EPAが「やせホルモン」GLP-1分泌
⇒GLP-1(インクレチン)分泌を促進
自粛生活で体重が気になり始めている方に
★鉄分とビタミンB12(造血作用に必須な栄養素)豊富
⇒貧血傾向のある方に
「サバの水煮缶」+「トマト水煮缶」料理!
鉄板の組み合わせでまずいわけがありませんよね。
だまされたと思って?是非お試しください!
文責:管理栄養士 室賀伊都子
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